#幻想小説
2作品
その他
竜は値札に嘘をつかなかった
貧しい漁師・惣吉は、落ちぶれた廻船問屋の隠居から、どんな願いも叶える小竜の封じられた瓶を安く買い取る。ただし手放すときは買値より安い正貨で売らねば、竜は持ち主の魂を代わりに引き受けるという。値は下がり続け、ついに最小の貨幣に達したとき、妻お苗は夫に隠れて瓶を買い取ろうとする。
#幻想小説#呪いと契約#自己犠牲
読了目安 16分主役
竜は百年の刻を忘れなかった
旅の薬師が遺した「百年待ってほしい」という言葉を信じ、陶工の男は塚のそばで老いを止めたまま待ち続けた。嘲笑と裏切りの果て、卵から生まれた竜の瞳に、男は再会の喜びと拭えぬ違和感を同時に見る。夏目漱石『夢十夜』第一夜を翻案した幻想の純愛譚。
#幻想小説#純愛#転生
読了目安 14分