2作品
橋を焼こうとして捕らえられた郷士は、絞首の縄が落ちる刹那、銃弾も砲火もその翼で防ぎ、故郷まで運んでくれる巨竜の幻を見る。妻へ手を伸ばした瞬間、光景は消え去る――竜は、物語のどこにも実在しなかった。
橋を落とそうとして囚われた男は、絞首台の上で見知らぬ竜の幻に救われ、家路を飛ぶ。しかし妻に手を伸ばした瞬間、光景は消え、彼はまだ橋の上に吊るされたままだったと知れる。