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川辺の宿で一夜を共にした無名の画家に、旅の文学青年が語って聞かせたのは、深い縁も言葉も交わさぬまま心に棲みついた名もなき竜たちの手記だった。数ヶ月後、机に向かう彼が末尾に書き加えたのは、宿の土間でうたた寝していた仔竜の名残だった。