2作品
荒廃した都、羅生門の天井裏に棲む竜は、片腕を斬られ消えた鬼の跡を継いだ者だった。生きるために悪を是とするか——その問いを人格化した竜は、下人の前でただ静かに見届ける。芥川龍之介『羅生門』を翻案した怪異譚。
娯楽のためだけに獣を狩り続けてきた二人の紳士は、深山の霧の奥に現れた洋風料理店で、扉ごとに続く奇妙な「注文」に導かれていく。姿を見せぬ山の主が仕掛けた宴の正体とは。宮沢賢治『注文の多い料理店』を翻案したダークファンタジー。