2作品
地味な鱗の行商竜クスミが百年に一度の神器・蒼竜玉を運ぶ道中、守護の使者を名乗る同行者と、暴走竜を追う竜狩人が現れる。仕組まれた失策の跡をたどる先に見えたのは、地味な竜こそが仕掛けた罠だった。
荒野の館に伝わる呪竜伝説――先祖が生贄を捧げて封じたという怪物が、当主を次々と死に至らしめているという。名探偵の理詰めの推理が暴くのは、伝説を隠れ蓑にした遺産殺人と、捕らわれ利用された一頭の哀れな竜の姿だった。